貝類(KAIRUI)

北寄貝
北寄貝

北寄貝

正式名称は、「ウバガイ」だが、市場では「北寄貝」の名で通っている。貝の成長は遅く、市場に出回る7~8cmサイズになるのに、3~10年も掛ると言う。寿命は長く、30年以上も生きる。北海道沿岸から千葉県の銚子沿岸にかけて分布している。もともとは、江戸前寿司のネタとしては使われていませんでした。東京のすし屋が使うようになったのは、東京湾のすしネタが少なくなってからのことで、比較的最近です。東北や北海道では東京で使うようになる前から使っていました。東北や北海道では定番のネタと言える。肉厚で食べ応えがあり、歯ざわりはシャキシャキしているので、人気が出ている。

すしネタにするのは足の部分。軽く湯に通すと身の先端の黒っぽい色が淡い紫色に変わり、甘みが増す。よく比較されるのが赤貝だ。その香りではかなわないが、甘みと旨みは北寄貝のほうが強い。

【ホッキガイの基本データ】
分類:マルスダレガイ貝バカガイ科ウバガイ属
学名:Pseudocardium sachalinense (Schrenck, 1862)
地方名:ドンブリガイ
由来:アイヌ語の「ポッキセイ」が由来である。

主産地

北海道 青森 岩手

名産地

長万部

冬~春